“よりよい”の聞こえのために
すぐ合わなくなる補聴器の原因
はじめは良いと思った補聴器であっても、時間が経つほどに合わなくなってきたり、聞こえにくくなってきたりすることがあります。
このような症状が出た場合は、そのまま放置したり慣れるのを待つのではなく、できるだけ早く調整を行うようにしてください。
なぜなら、この「補聴器が合わなくなる」という症状は「私たちの脳が成長してきた」ことによって起こる症状であり、放っておくと聴力の低下などを招くケースがあるからです。


補聴器を脳に合わせる必要性
私たちの脳は常に変化・成長しており、それに伴って私たちの聞こえも変化しています。
良かったと感じる補聴器が合わなくなってくるのはそのためで、脳が成長しているという意味ではむしろ望ましいと言えることでもあります。
ただし、それは体に合わない服をそのまま着たり、合わないメガネをそのままにしているようなものなので、そのまま放置していいものではありません。
身長に合った服を私たちが着ているように、私たちの脳にあった補聴器をつけることが大切です。
そのままにしておくと・・・
補聴器を合わないままにしておくと、ただ聞こえにくくなるだけではなく、それが体の負担になったり、聴力の低下につながることがあります。
そのため「おかしいな」と感じたらできるだけ早く補聴器の調整を行うことが大切です(当店が再診の方を優先するのはこれが理由です)。
何度も調整に行くことを面倒だと感じたり負担に感じることもあると思いますが、定期的な調整を行うことで聞こえ方の変化が落ち着き、補聴器がその人に本当の意味で適した音を提供してくれるものに生まれ変わります。
一度その状態にまで至ることができれば「気になったときに調整する」程度の頻度に落ち着かせることができますので、それまでは定期的に通われることをオススメします。


その先にあるもの
その人に本当にあった補聴器を着けられることができるようになると、文字通り世界が変わります。
当店には25年以上ずっと通い続けてくださってるお客様が何人もいらっしゃいますが、その方たちは遠方に引っ越した後もなお定期的に補聴器の調整に来ています(最遠方は福岡)。
このような経験は最低でも数カ月、長いと年単位の時間が必要となる場合もありますが、そこを経なければ味わえない
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