設立から理由があります
当社「株式会社 聴覚研究所」は、難聴の子どもを持つ親たちによって運営されていた非営利団体「岐阜県難聴児を持つ親の会」を前身として、1995年に設立されました。
株式会社の形態を取ってはいるものの、その実態は研究がメイン。障害を持って生まれた子どもたちにはどんな教育が必要で、どんな音を届けてあげればいいのか。我が子のために1人の親として研究を始めたこと。これが私たちのルーツになっています。
当社「株式会社 聴覚研究所」は、難聴の子どもを持つ親たちによって運営されていた非営利団体「岐阜県難聴児を持つ親の会」を前身として、1995年に設立されました。
株式会社の形態を取ってはいるものの、その実態は研究がメイン。障害を持って生まれた子どもたちにはどんな教育が必要で、どんな音を届けてあげればいいのか。我が子のために1人の親として研究を始めたこと。これが私たちのルーツになっています。
我が子が毎日着用する補聴器ですから、その音質も妥協できるわけがありませんでした。
「ただ聞こえればいい」のではなく、その子に最適化されたものである必要があります。耳に負担がないことはもちろん、対人関係、環境音、脳への刺激や発達面まで視野に入れる必要がありました。
そのため、数多くの当事者、耳鼻科医、大学教授、公的機関にも協力をいただきながら、あらゆる面から音について研究を進めてきました。その30年にわたる成果が、私たちのフィッティングノウハウになっています。
私たちのフィッティングノウハウは、30年以上にわたって共に歩んできた難聴者と共に作り上げてきたものです。
難聴者自身が音にこだわりを持ち、様々な補聴器やセッティングを聞き比べ、聴神経や脳、その他体調やストレスまで考慮に入れながら、日々研究を重ねてきました。
その道のりは当然簡単なものではありませんでしたが、30年以上にわたって協力してくださった方々のおかげで、一定の成果を導くことができました。
補聴器とは、難聴者が常に身に着ける「体の一部」と言っていいものです。だからこそ、それが負担になったりストレスになってはならないと私たちは考えています。
いろんな方に話を聞いてきましたが、補聴器が苦痛になったり、時々耳を刺すような大きな音が鳴ったりすることは多いようです。しかし、それは耳への負担になりますし、何より快適ではありません。
快適さと、その人のライフスタイルに適した音、これらの両立を目指した結果、私たちのフィッティングは少し特殊なものになりました。
私たちのフィッティングは、「補聴器の音を小さくする」ことから始まります。「聞こえないから大きくする」のではなく、まずは「邪魔な音を減らし、最適化する」ことが大切だからです。
もちろん、闇雲に小さくしても聞こえなくなるだけです。その人にとってどの音が大きくて、何が足りないのかを見定め、細かく調整すること。このプロセスを踏むことでその人の耳に合った補聴器が出来上がります。
その音を探るために手間と時間はかかってしまうのですが、出来上がった補聴器はまた新しい聞こえを提供してくれます。今の補聴器に不満がある方はぜひ一度お試しください。
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